「子どもの学力は親の年収で決まる」
と聞くと、我が子は大丈夫なのかと不安になることはありませんか?
もちろん、子供の幸せは、学歴のみで決まるものではありません
でも、子供が望むなら、少しでも良い大学、偏差値が高い大学にいれてやりたい
そう思う気持ち、ありますよね。
我が家は
- 父は肉体労働で200万台 (ほぼ、ギャンブルに消えていました)
- 母180万程度のパート
超がつく貧乏家庭でした。
でも、子供は東京大学に合格しました
そうです 一般論とは異なります
では、我が家は例外なのでしょうか?
本日は、この点についてお話しいていきたいと思います
これを読むと
- 高収入の父親がいなければ、子供は超難関大学に入れないという不安が消えます
- 明日から何をすれば良いのかが理解できます
ぜひ、最後まで読んでくださいね
「子どもの学力は親の年収で決まる」は本当か
そもそも、なぜこんなことが言われるようになったでしょうか?
その根拠となる調査がこれです
東大の調査
東京大学学生委員会
学生生活実態調査結果報告書です
東京大学の学生にアンケートをとり、その結果をまとめ、分析したものです
下が、年収のグラフです
長い歴史の中で、その結果が顕著だった2016年の結果から、東大生の家庭の6割以上が年収950万以上 (62.7%)と言われるようになったのです
この話題は マスコミで大きく取り上げられていましたね
下は2021年の母親の職業のグラフです
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400208670.pdf より抜粋
母親が無業 いわゆる専業主婦の割合が30%程度ということが読み取れます。
前回より、無業の割合が減少傾向ですが、前年の結果は見つかりませんでした。
現在7割以上の家庭が共働きの中、
18歳という最もお金がかかる年齢の子供がいても 3割が専業主婦でいられるという
家庭の裕福さに、ため息がでますね。
羨ましいです。
話が少し脇道にそれますが
東大入学式で、隣に座った奥様の世間話に度肝を抜かれました。
鳩山さんちの桜を見る会に誘われたから、
そうなの・・ 残念だわ
鳩山さんちの桜を見る会に誘われたから、
みなさんとの約束の集まりには出れなくなってしまって〜〜 ごめんなさいね〜〜!
みなさんとの会食には出れなくなってしまって〜〜
あまりのハイソな会話
ゆとりある生活ですね〜
知らない世界 知らない世界!!!
さて、話を戻しましょう
もう一つがこれです
お茶の水大学の調査
② お茶の水大学の調査
平成 29 年度「学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」
保護者に対する調査の結果と学力等との関係の 専門的な分析に関する調査研究
https://www.nier.go.jp/17chousa/pdf/17hogosha_factorial_experiment.pdf
この調査にも先の東大の調査と同様な結果が出ています。
学力の高い学生の親は、高収入である割合は高い
はいはい!
言われなくてもわかります
でも、この調査、それだけでは終わらないのです。
経済的不利を克服している家庭の特徴が書かれている
金持ちじゃないと、高い学力はつかないよと言って終わるのではなく、
貧乏でも、保護者の子供への働きかけ次第で、高学力をもつ子供がいる。
そして、その家庭には特徴がある!
と書いています。
そうです。
貧乏でも、心がけ次第で、賢い子は作れる。と書いているのです
貧乏とは言わず経済的不利と優しく書いてくれています。
優しいですね
具体的にどんなことをしている家庭が多いのかを書いてある
- 保護者の子供への働きかけ
- 小学生について
- 大都市で経済的困難等を克服している家庭の特徴
親が高学歴・高収入でも子供に無関心では賢い子にはならない
確かに、思い当たる節はありますよね
ドラマとかでも、両親が高学歴 エリートでも、
子供があまり賢くない設定よくありますよね。
今は約5割は950万以下
そして、先ほどの
東京大学学生委員会
学生生活実態調査結果報告書の最新情報を見ると、
950万以上の家庭の割合は以前より減って53.7%
450万以下の家庭の割合はここ数年増加傾向で14.2%
です。
そして、これには注意点があります
マスコミでは、あたかも父親が高収入でないと、東大には入れないようなイメージの説明でしたが、
この収入
父親に限定していません。
世帯維持者の年間税込収入です。
では、世帯維持者とは
問36にあるように
生計を支えている複数の人です
だから、夫婦共働きなら、夫婦の合算です
逆に考えると、夫婦共働きでも450万以下の家庭が14%はいるのです。
そして、約3人に一人は世帯年収が税込で750万以下ということになります
裕福ではない家庭の子も多い
実は、東京大学は、授業料免除が取りやすい大学として有名です。
我が家は貧乏家庭のため、授業料減免制度を申請していました
世帯所得が400万以下であれば、全額免除の申請ができます
四年時の申請は3年の冬に行うのですが、
その時期は就職活動と重なります。
就職活動で申請に行けないことが判明し、
私は会社を早退し、代理で
申請を出しに行ったのです。
びっくりするくらいの大勢の申請者
最終日に、私に渡された番号札は300番代でした。
最終日だから多い可能性はありますが、申請期間は1週間から2週間はありましたから、
1000人以上が申請していると思います。
「こんなに多いんだ」と驚きました。
だから、貧乏だから、東京大学は無理は違う気がします。
私立の方がお金持ちが多い印象
私立はお金がかかるから、
親が国公立しか認めないという家庭も結構あったと聞きます。
特に理系は学費の差が私立と国立では大きいので、
国立しか選択肢がない学生もいるようです。
では、具体的に親は子供に何をしたら、学力が高い子になるのか
お茶の水の報告書を読むと
たくさん書いてあるのですが
一番たくさん出てくるのは読書です。
読書が学力をつける基礎
確かに、学力が高い芦田愛菜さんなどの読書量を聞くと、頷ける結果です。
読書がいいことはわかっているけれど できないお母さんへ 秘訣
- 寝る前の読み聞かせ習慣を作る
- 母親が読書をしている姿を見せる
文字がない世界を楽しむ
親は、少しでも早く文字を覚えてほしい
なぜか、そう思います。
なぜなのでしょう?
私もそうでした
でも、保育所の先生は違いました
文字のない世界にいる時間は短いのだから、その世界を楽しませてあげて
その時はわかりませんでしたが、今はわかります
字を読めない子供が、母親の話をワクワクしながら聞いている
きっとものすごい想像力を発揮しているのでしょう
そして、本は楽しいという意識を植え付ける最高の機会だと思います。
ぜひ、読み聞かせをしてあげてください
図書館
5冊選んでいいよ というと喜んで選んでいました。
選ぶという行為が楽しいのだと思います
それから、保育所のバザーで1000円くらいで、2年分のこどもちゃれんじを購入しました。
前の子が落書きをしているような本でしたが、子供は喜びました
毎晩、読む本を自分で選んでいて
毎日読み聞かせていました。
今思えば、なんとかやりくりして、購入してあげたかったと思います
母親が本を読む
昔、教育テレビを見る母親に「なぜ、こんなテレビを見るの?」と聞いたことがあります
母は、「いいお母さんになりたいから、勉強がしたい」と答えました
私はその言葉が嬉しく、誇らしげな気持ちになりました
感謝の気持ちも芽生えたと思います
そこで、意識して子供の前で
本を読むように心がけていました
子供から
「なんで本読んでいるの?」
と聞かれたら、
「いいお母さんになりたいから、勉強している」と答えました。
効果があったかどうかはわかりませんが、
本を読んでいました
いいお母さんになりたいから、本を読んで勉強している
これが、魔法の言葉です。
ぜひ、お子さんに、かけてみてください
お母さんが、自分のために勉強してくれているとわかったら、嬉しいですよね
じゃあ 自分もたくさん本読もう
そんな気持ちになると思います。
そして、それが、学力を上げる第一歩です。
後悔していること
我が家は貧乏だったので、幼児用の絵本を買ってあげられませんでした。
今は、そのことを後悔しています。
バザーで買った、誰かの落書きだらけの絵本より、自分だけに届くプレゼント絵本であれば、もっと本が好きになったかもしれないと思います
もし、節約すればなんとかなりそうであれば、ぜひ、絵本の世界や、読み聞かせの楽しみを増やしてあげてください。
私は、教育にお金をかける時間と労力がありませんでした
息子にも、何もやってくれなかった
と愚痴られます
東大に入ったんだから良いじゃないのと思いますが
何か、幼児期から習っていれば、苦労が少なくてよかったのにと言われるのです
本当はお金に余裕があれば、幼児教育の塾に行かせたかった
お金がないので、仕方がなかったのですが、
無料体験学習にだけでも連れていけば、きっと
違っただろう
プロの教育を見た後、子どもと接したら、また何かが得られただろうと思うと
後悔です
もし、少しでも時間が作れるのであれば、無料体験だけでも役にたつと思います
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