これは、ラサール石井さんが、テレビでお話しされていた話です。
子供が、1、2歳の頃だと思います。
今の若い人は、ラサール石井さんをご存知ないかもしれません。
昭和の漫才黄金期に、「コント赤信号」で活躍されていたお笑いタレントさんです。
もしかしたら、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両さんの声優さんとお話ししたらご理解いただけるかなと思います。
M-1の審査員とお伝えした方が思いやすいでしょうか。
彼は、小学校時代 超有名進学塾になんと住み込みで通い、
中学高校を超名門鹿児島ラサールで過ごした方です。
過酷な受験戦争を勝ち抜き早稲田大学に進まれています。
今で言う、高学歴タレントの先駆者の一人です。
彼が、インタビューで「もし、子供が生まれたら、同じような人生を歩ませたいか?」との質問に
こう答えていました。
「しない」
即答でした。
それは、私にとって、意外な返答でした。
「どうして?」と司会者が尋ねると ピラミッドのような手振りをされながら
「大人は子供時代の土台によってできている。
充実した乳児期、幼児期、学童期、青年期があってこそ、人は、ちゃんとした大人になれる。 」
「子供の時代のどこか一部でも弱ければ、大人時代が揺れるのは当然。
それは、受験などより大切なこと」
と答えられました。
その言葉に、私は感動したのです。
受験戦争を勝ち抜き、そして勝者となった彼からのメッセージには、重みがありました。
そして、これは私の子育てのモットーとなりました。
子供の今を大切にする。
幼児期を大切にする。
学童期にしっかり遊ぶ
青年期を充実したものにする
土台をしっかり作る。
揺れない大人になるために。
いつかラサール石井さんに伝えたいと思っています。
「あなたの言葉を大切にしていたら、息子は希望の大学に入学できました。
本当にありがとうございました」と
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